店長愛車を愛でる

ぼくらの自転車

ケース1:店主、西田浩二の場合

投稿日:2016年03月28日

投稿者:いね

ぼくらのじてんしゃ

GRINSに関係するしないに関わらず、自転車に情熱を注ぐ人と愛車にフォーカスする新企画「ぼくらのじてんしゃ」。ネットショップの息抜きがてらに何か新しいネタを模索していたら、最終的にはこんな無難でありきたりな企画にだどりついてしまいました。いねです。肝心のネットショップは現在の進捗状況からすると4月中になりそうです。もうすこしお待ち下さい!

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さて、ぼくらのじてんしゃ第1回を飾ってくれるのはGRINSの店主、西田浩二さん。(以下、他人行儀)
聞くところによると現在保有しているバイクはロード、BMX、MTB、セミファット、MTBなど多ジャンルにわたります。GRINSの店長の名に恥じぬラインアップですね。

その中から今回紹介してもらったのは、セミファットバイクSurlyはECR(29+)
最近では自転車にそこまで興味ない人にも認知されているファットバイク。そのファットバイクの中の更にニッチなジャンルのセミファットを選んだのには理由があるそう。
「冬季、雪と密接な関係にある盛岡でファットバイクの需要は間違いなくあると思ってました。ただ、土地柄なのか気質なのか盛岡の人は周りの目を気にする人が多いんです。冬もそうですが、それ以外の季節は特に街乗りファットバイクは目立ちますから、そのへんを理由に敬遠される人が結構いたんですね。個性は出したいけど、必要以上に好奇の目で見られるのは嫌。難しいところです。それで、MTBとファットバイクの中間のセミファットというジャンルもあるよ〜という広告塔ではないですけど、アピールの意味を込めてこのマシンを購入したんです。」と少し得意気に語ります。

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用途としては主に通勤や買い物用。店長的に言わせると「ライフスタイル用バイク」だそうで、特に趣味のボルタリングジムまで通うのに欠かせない足になっているんだとか。その際ラックに備え付けられたNorth St Bagのパニアバッグが大活躍してくれてるとのことで、ご厚意に甘えて中身を見せていただきました。

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案の定入ってました、ボルタリンググッズ。付着している白い粉はチョーク。指の滑り止めに使う必須アイテムだそうです。おととしから始めて、今ではすっかりボルダリングの魅力に取り憑かれたみたい。「難しいルートを攻略した時の達成感は病みつきになりますよ。ロードバイクでいうと今まで登れなかった坂を踏破した時と同じ感覚。おまけに体幹を鍛えれるのでロードバイク乗りにもおすすめ」とのこと。実際ボルタリングを始めてから、ヒルクライムのタイムが短縮されたそうですよ。ジムでの出会いも大切にしてるそうで、中には仲良くなって実際に自転車を買いにきてくれる人もいるんだとか。

ちなみにこの日も朝からボルタリング→出勤というコンボのようでご苦労さまです。画像のパニアバッグはNorth St Bag(ノースストリートバッグ)のルートセブン。豪雨の中お店の前に放置しても浸水していなかったという絶大な防水性能を持っていて、更には落ち着いたシンプルなデザインなので街中でも普段使いできるし17.5Lと大容量。このバッグに限らずNorth St Bagのバッグはカラー展開がけっこうあるので、あなたのバイクにぴったりのバッグが見つかるはず!と猛プッシュしておりました。私も口車に乗せられたわけではないですが、ルートナインを注文して到着待ちでございます♪ラックにもつけれるし、トランスフォームすればワンストラップのショルダーバッグとしても使える未来バッグ。楽しみです。
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3世代共に歩いてきた盟友たち

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この自転車のポイントは?と聞いて熱く語ってくれたのがCHRIS KINGのヘッドセット。11年間、3つのフレームを渡り歩き、苦楽をともにしてきた相棒だそうで、今もなお現役で活躍中。
「このヘッドセットには11年分の汗や涙や血(!?)やら僕の色んな成分が沁み込んでいる本当に何にも代え難い存在。ただ残念な事にシールドべアリングの作りが素晴らしく、密閉性が抜群だから言うほど沁み込んでないと思うけどねw」となにやら訳の分からないことを言っていました。
CHRIS KINGのヘッドセットに限らず、BROOKSのサドルとか三ヶ島さんのペダルとか逸品って呼べるものはメンテナンスしながら本当に長く使うことができます。その分愛着も湧いてきますよね。ただそういった製品は値が張りますから全てのパーツを逸品で固めるのは難しいです。だから2点~3点。ピンポイントで自分のマシンにインストールして、店長みたいに修理しながらなが〜くお使いいただくのがいいと思いますよ。

CHRIS KINGと同様に3つのフレームを渡り歩いてきたパーツがもう一品。

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こちらはフロントとリアホイールに装着されているProfile RacingのMTBハブです。CHRIS KING同様、オーバーホールしながら大事に使ってきたそうです。こちらのリアハブ(画像はフロント)のフリーボディはチタン製。なんでも現行モデルは仕様変更でアルミになり、今はチタン製は生産されてないらしく、その辺でちょっとドヤしてきました。

Surlyの自由な雰囲気がすき

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お気づきですか?実はこのSurlyのロゴ、デフォルトのものと違うんです。Surlyのフレームで特徴的なのがロゴにクリアコートされていないこと。テレフォンカードとか下敷きとかでカリカリやれば簡単にはがせるんです。一般的なメーカーのフレームだとこう簡単にはいきません。てか、それ仕様的にどうなの?と疑問に思われる方もいると思いますが、Surlyの場合、自由にカスタムしてくれという配慮なんです(ステッカーも単体で販売してます)。日本では少ないかもしれませんが、ロゴが付いていると盗まれやすいから剥がしたいと思う人もいるだろうし、数年使って傷ついたロゴを綺麗にしたいという人もいるかもしれません。そういう方への配慮も含まれています。大きなお世話と感じる人もいるでしょう。でも案外、こういうとち狂った仕様を歓迎してる人も多いんじゃないでしょうか。そんな気がします。
店長曰く、Surlyの良いところはユーザーに近い目線でモノづくりされていること、それからどんなシチュエーションで使っても許されるSurly特有の自由な雰囲気があるそうで、ツーリングにも街乗りにも、ちょっと無茶すればレースにも使える自由度の高魅力なんだそうな。クロモリの乗り心地と頑丈さも特筆すべきポイント。
※ここまで紹介して申し訳ないですが、当店ではSurlyの車体は扱えません。パーツ全般はOKです。

棺リスト!?

店長には「棺の中にもっていきたいリスト」通称:棺リストがあるそうです。その辺を突っ込んで聞いてみたところ、要するに思い入れのあるアイテムリストのことで、現在自転車関係でランクインしているパーツ達を紹介してくれました。

  • CHRIS KING ヘッドセット
  • Profile Racing F/Rハブ
  • Brooks Swiftスイフト ←NEW!!

CHRIS KING、Profile Racingは前述したとおり。Brooksのサドル:SwiftはどうやらこれからECRにインストールされるようです。下がそのサドル。

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「こいつはCHRIS KINGのヘッドセットとは比べ物にならないくらい吸収力は高いはず。だってレザーなんだから比べる土俵が違うし、そもそも比べること自体失礼ってものだよ。兎にも角にもこいつには期待してる。僕の汗とか涙とか血とか(!?)とか色んな成分を吸収してくれるはずだよ。そして誰よりも個性的なサドルに育ててみせる。今から本当に楽しみでならないよ!」となにやら訳の分からないことを言t(ry

ちなみに後で調べたのですが火葬の場合、棺の中に金属は持ち込めないそうです・・・

おわりに

今回フォーカスしたのはECRでしたが、次回は新調予定のCieroのロードバイクが完成したら店長第二弾いきたいと思います。これからも「ぼくらのじてんしゃ」をよろしくお願いします。それでは。

ギャラリー

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